♪「ポランの広場」の日々
新年度のレッスンスタート。
普段のテキストを使ったレッスンにプラスして、なにか1曲、時間をかけてじっくり練習する曲を決めています。この曲を8月の発表会で弾く子がほとんどです。
流行りの曲もいいけれど、やっぱり名曲と言われるクラシック、ピアノの小品を選んでくれると嬉しいです♪
弾き込んでいくうちに、色々な発見をしたり、今までしたことのなかった表現ができるようになります。選んだ曲が好きになって、知らないうちに上達していきます。
聴いてくださる方、ご家族やお友達に喜んでもらえるような選曲はもちろんです。
でもまずは、自分の気持ちを第一に!
難しそうだけどチャレンジしてみようとか、好きになりそうだなとか、弾いていて楽しくなるような曲に出会えますように。
そのお手伝いを精一杯させてもらいますね♪
長い春休みをいただきました。今日から今年度のレッスンスタートです♪
進学、進級、おめでとうございます。いつの間にか、お兄さんお姉さんになっている皆さん。いつまでも小さかった頃のイメージのままではなく、ちょっと大人っぽい雰囲気の曲にも挑戦しましょうね。
そして、春は別れと出会いの季節。
お別れは寂しいけれど、巣立っていく子は、ここで自信につながる なにかを得てくれたと信じて、安心して背中を押しました。なにかあったら…なにもなくても、いつでもポランの広場に遊びに来てね。またね!
ドキドキしながら初めてポランの広場に来てくれる子たちにも、音楽が与えてくれる力や喜び、楽しみを伝えることができたらいいなと思っています。ようこそポランの広場へ!
この春もどんなレッスンが待っているか、ワクワクします♪
じっくりコトコト煮込まれた料理に、最後は仕上げの味付け。素材の味を活かして、調味料の味が前に出過ぎないよう、スパイスもほどよくピリッときかせます。
音楽では、作曲家の思いを想像して、作品に忠実に表現しつつも、演奏者の個性やアピールポイントをさりげなく盛り込むことで、表現の幅が広がり演奏に深みが出ます。
実はこれが一番の楽しみであり、色々試してみたい作業です。
一皿の料理を丁寧に楽しんで作り上げたら、自然に美味しいものができるのと同じように
音楽を丁寧に楽しんで演奏していたら、自然にいい演奏ができるはず!です。
炒めたらグツグツ煮込みます。火加減に気をつけて、素材からいい味が出るのを待ってじっくり煮込みます。
音楽でいうと、定着するまでの寝かせ期間です。譜読みをして、さらいこんで、楽譜どおりには演奏できている状態から翌日、数日後、1週間後…時間が経つほど、曲が身体になじんで、演奏が安定してきます。
ここまできたらあとは味付け!
煮込み料理は、はじめによーく炒めると美味しくなります。
音楽でいう「さらいこみ」です。譜読みが済んだ曲を、何度も練習して、まずは楽譜のとおりに演奏できるようにします。難しいパッセージはそこだけ取り出して100回、200回、できるようになるまで「さらい」ます。
はじめによーく「さらう」と、いい演奏になります。